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第1章 20にしおりをはさみました!
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第1章 20
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あぁ、ほっぺが痛い…
何で殴られるかなぁ…
「拗ねるなよ」
「…」
「……ほら、何時もの」
「…………いらない」
「……何があったんだ」
「………」
何があった
ただ、来いって言われただけ
それが嫌だから嫌って言ったら
じゃあお前の写真とか声全部ネットに乗っけるって言われて
仕方なく話し合いに行ったら…こうなったし
「………ツバキ」
「…分かってるよ、怒って良いよ」
「怒らない」
隣にトアが座る
頭を優しく撫でられる
それが何だか、とっても心地良くて
「……怒らない。ただ、お前が心配なだけなんだ」
「……分かってるよ」
「…なら良い。ほら、お前の好きなヤツ作ってやったんだから、飲めよ、勿体無い」
「…もーこんな時もそーゆーことばっか」
不思議と笑顔になる
トアはただでさえ笑わないのに
俺を笑わせることは簡単に出来るのが
トアの肩に寄りかかって一口飲む
いつも通りの味に、気持ちが和らいだ
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