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第3章 1にしおりをはさみました!
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第3章 1
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「……ね、まだ足り、ない?」
知らない奴に肌を触られる
気持ち悪い感覚が、逆に興奮する
「ね、ほら、まだ良いよ?俺、さ、もう少し…」
そう言って体に触れれば
また覆い被される
舌の感覚も、温度も
薄く笑うそいつの顔も
どうだって良いけど、ただ
感覚に溺れたい
其れを愛だと思いたい
「ん、っ、……んぁ!」
色が見えないのとか
それ以外にだって
嫌なことを抱え込みたくなくて
全部忘れたい
「い、ぁ、…んぅ!あ、そこ…っ!」
要らないことも
見たくないことも
聞きたくないことも
俺の、全部を
「ん、ぁぁぁぁぁ…っ!!」
忘れたい
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