アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
春輝 10にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
春輝 10
-
「……お礼?」
「はい……わざわざ送って頂いたし、何か…部屋まで運んでもらって……」
「……でも執事だったらそれ位当然じゃない?っっていうかさー、昨日あの後大変だったんだからねー」
「あっ………亜輝様どうやってお帰りに……」
「なんかさー、昨日は倉科さんがさ〜、深夜の番だったのに急に娘が体調崩したから帰るとか言っちゃって、
それでね、休みだった佐伯ちゃんを呼び出したんだからー」
佐伯さんというのは、倉科さんと交代で働いている運転手の女性のことだ。
「……す、すみません」
「深夜は女の子を運転手にしたくないのにー、」
「………それ亜輝様が言えることじゃありませんよ」
「あはっ、そうかもねーで、行きたいんでしょ?」
「……へ?」
「行きたいんでしょ?黒田くんのところ。行けばいいよ、俺ちょっと寝るし。
夕方までに帰ってきてくれれば問題ないよ」
「あ……ありがとうございますっ!!」
黒田さんに会いたかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 90