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春輝15にしおりをはさみました!
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春輝15
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「でも亜輝様、俺の目も誤魔化せませんよ?
何か隠そうとしてます…?黒田さんのこと」
「えー?なんでそう思うわけ?」
亜輝様は相変わらずの笑顔のままだ。
亜輝様の笑顔は、いつも表情が読みにくい。
ある意味何を考えているのか分からない。
おまけに普通に嘘をつくから厄介だ。
「……な、なんとなくです」
「えー?別に何もないのにー、
たださ、ちょっと聞きたいんだけど、黒田くんの何がそんなにいいの?」
「何が……って…こう……なんて言えばいいのかな……」
「自分にどこか重なるところがある?」
「そ……それは……」
確かに、俺には母親がいない。
黒田さんも、そうだと言っていた。
どうして亡くなったのかは分からないけど。
そうして理由もわからないけど執事になった黒田さんに俺は……………
思い出していたのは、母さんの笑顔だった。
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