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春輝18にしおりをはさみました!
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春輝18
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正直、総会という行事は嫌いだった。
いつもより多くの人に気を使わなければならないし、仕事も多い。
亜輝様については心配がなかった。
こういう場での亜輝様は周りの方にとても気を使われ、文句無しの対応をなさる。
幼い頃に勉学を疎かにしていたとはいえ、やはり教養はあるようだ。
マナーなどはしっかりされている。
近くで控えていた俺に、亜輝様は合図をして俺を呼んだ。
「どうなさいましたか?亜輝様」
「んー、仕事も落ち着いてきたし、そろそろ春輝くん下がってて大丈夫だよ?
あとはここの係りの人に任せるし。休憩してなよ。」
少し疲れていた俺に、亜輝様は気を使われたのだろう。
「あ、分かりました…ではお言葉に甘えて。」
控え室に戻ろうとしていたときだった。
バルコニーに出て気分転換をした。
「ん〜、夜はやっぱり涼しくていいなぁー」
一人で大きく背伸びをしたときだった。近くにいた人の存在に気付いた。
あの人だ。
あの人を見つけた。
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