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春輝32にしおりをはさみました!
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春輝32
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「………では私はそろそろ失礼します……
お邪魔しました」
それから暫くして、黒田さんは帰った。
「また……ゆっくりお話ししようね？黒田くん」
「……………」
亜輝様が仰ったことに黒田さんは無言だった。
「家まで送りますよ、黒田…さんだっけ？」
蔵科さんが車のキーを手で回しながら玄関で待っていた。
「お客様に対してご無礼ですよ蔵科さん」
「あー、すんません」
と言いながら黒田さんを車に案内して屋敷まで送った。
ついて行ってあげなよ、と言う亜輝様の心遣いがあったけど、結局帰り道は何も話せないでいた。
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