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家にしおりをはさみました!
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家
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悠の兄side
案外早く戻ることを決めてくれた。
もっと、嫌がるかと思っていたのに。
そんなにあの人…暁真弘が大切なのか……。
「悠。」
声をかけてみる。
返事がないので後ろをちらりと見ると悠は寝ていた。
男にしちゃあ、女っぽい顔立ち。
スカートでもはいたらきっと女の子にしか見えない。今だって女か男か迷ってしまう……と思う。
「ごめんね、悠」
俺が早く生まれたから、悠はこんな扱いを受ける。
嗚呼、でも、もし悠が先に生まれていても同じだったかもしれない。
悠は綺麗な顔立ち、かわいい、で、俺はどっちかっていうと、多分、かっこいい、方。タイプが違う。
色々考えていると家の前についた。
「頑張ってね、悠。」
悠の肩を軽く叩く。
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