アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
2にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
2
-
「あのさ、綾人は何部に入るか決めた?」
「うんにゃぁ、まだだよ。そう言う涼は決めた?」
「うーん、とりあえずは何か運動部に入りたいんだけど、まだ少し迷ってるんだぁ」
「へー!じゃあ、一緒に同じ部活に出来たらラッキーじゃね!?(笑)」
「うん!だよね♪」
2人はそんな話をしていて、周りの目線に気が付かないらしい。
2人の親達もそれを見ていて、同じように安心して、親同士も連絡先を交換して、仲良くなっていた。
親子共に同じ月間スケジュールを渡されており、今日から2日後には各部活の紹介がある事が分かった。
また、親元には年間スケジュールも渡されており、月間スケジュールは月末には翌月のが各家庭に届く事になっている。
さて、そんなこんなで2日後。
まだ若干緊張は残ってるものの、ある程度は慣れて来た子供達に、担任から体育館に移動する様に言われた。
「ねぇ、涼。 良さげな先輩が居たら、ソコに決めない?(笑)」
「おーい、綾人。そんなんで決めちゃっても良いのかよ!?(笑)」
「えー!?(笑)だって、先輩次第で部活の良し悪しもあるじゃん!(笑)」
「んー、まぁ、それも一理有るかなぁ?(;・ω・)」
「何涼、変顔してんの!(爆)」
小声なりに2人で盛り上がっていて、こっそり近付いて来た担任に、ちょっと注意され、2人はクスクス笑いながらも、部活動紹介を今か今かと待ち受けていた。
そんな中。
中等部の校長が先ずは壇上に上がって来た。
「えー、皆さんこんにちは。少しは寮生活やクラスに馴染んで来た頃だと思います。さて。今日は部活動紹介の日です。皆さんは是非入りたい部活を見付けて下さい。我が校は部活動は強制して無いので、入りたい部活が無かったら、入らなくても構いません。我が校は生徒達の自主性を重んじています。逆に『自分はこんな部活がやりたい』と思ったら、先ずは担任に相談した後で専用の用紙に記入し、担任に渡して下さい。先生達が『良し、これは面白い。』と思ったら、もしかしたら通るかも知れませんよ?(笑)」
と、ちょっと長い挨拶をした後で、下に居る教頭先生が
「それでは、部活動紹介に入ります。先ずは運動部から始めます。では、野球部から。」
と、部活動紹介が始まった。
次にサッカー部や、ホッケー部。
水泳やらテニス。
卓球、バスケ、バレーと続いた。
皆、真剣な様子で壇上の先輩方を見て、面白い紹介の時等はクスクス笑ったりしていた。
色々な種類の部活を見て、バドミントン部の紹介になった。
「あ、ねぇ、涼。バド部なんてどうかなぁ?」
「ん?おー、なかなか面白そうだね。」
「だよね♪もしかしたらダブルスで一緒に組めるかもよ!?(笑)」
「あっ!その手もあるな!」
2人はそんな相談をしていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 35