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まだ行ったことのない場所にもつばきと行ってみたいな。
それに──あのドラマで想いあったふたりが、唇を重ね合わせていた。
つばきの唇、綺麗な朱色の唇を思い出す。
ぼくは指先で自分の唇を撫でる。
ぼくの唇とつばきの唇が重なり合う……。
「───ミケ?」
「……うわぁっ」
後ろから声をかけられ肩がビクッと大きく動いてしまう。
「お風呂ありがとな」
先ほどまで考えていたことが恥ずかしく、ぼくはなかなか後ろを振り向けずにいた。
「よかった。ぼくも入ってくるね」
ぼくは早口で答え、俯きつばきと視線を合わせず、お風呂へと逃げる。
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