アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
君だけのにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
君だけの
-
友さんを知ってるって、どういう・・?
友人っていうニュアンス以外のものを感じたけど・・・
つまり、付き合ってた?
「んん?どうしたん?」
「あの・・・友さんとお付き合いされてたんですか?」
「・・まぁ、そんなところやな。」
「そう、ですか・・。」
別に、何もおかしくない。
友さんはあんなに素敵な人だし、過去に恋人がいて
当たり前だ。
実際、小日向さんとも恋人だったし。
僕だって、女の子と一応は付き合ったこともある。
だからお互い様だ。
何より友さんは僕のことをとても大切にしてくれる。
それが真実だ。
「俺と付き合ってた時のこと、聞きたい?」
「・・いえ。特に聞きたいことはありません。」
「ふ〜ん・・。気になれへんの?」
「今付き合ってるのは僕ですから。過去には縛られません。」
「へぇ・・結構男前な考え方やな。見た目女の子みたいやのに。」
「女の子みたいじゃありません。」
少し、言葉がきつくなる。
「せやなぁ、ごめんごめん。てゆーか、友のことが気になるなら、本人に聞いてみれば?」
「聞いてます。でも、何も言ってくれなくて・・。」
「それって何でやろね。」
「というと?」
「何で言ってくれへんの?恋人やのに。明らかに様子がおかしいんやろ?そしたら何かあったはずやん。それやのに、恋人に何も言わへんなんて、君って友の中でどういう位置づけなんやろね?」
何なんだこの人。
ハッキリ言えばいいのに。
僕が友さんに信用されてないって。
・・でもまぁ、それは真実なのかもしれない。
少し俯くと、彼は言葉を繋げる。
「そんな顔しなや〜。俺が色々教えたるやん。な?」
チラリと彼を見ると、美しい笑顔でこちらを見つめていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
213 / 293