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初めてのアルバイトにしおりをはさみました!
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初めてのアルバイト
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「お、おかえりなさいませ、お嬢様っ。」
「きゃー。可愛い執事さんねぇ。よろしくー。」
「こ、こちらのお席、どうぞっ。」
「ふふ、ありがと。」
穴山くんに頼み込んで始まったアルバイトだけど、
不器用な僕にも皆の助けで、どうにかこうにかやれている。
このお店は執事カフェとかいう所。
でも、この変な応対以外はいたって普通のカフェだ。
メニューも美味しそうで、お客さんが羨ましいぐらいだ。
「お食事は何になさいますか、お嬢様。」
「うーんとねぇ」
お客さんが選んでる横で、
ギュルルル〜、と僕のお腹は鳴った。
「あはは。私たちだけ食べてごめんね、執事さん。」
「い、いえ、僕こそ・・あ、私こそ、すみません。」
「うふふ。パスタランチお願いしますね。」
「はい、お嬢様。」
オーダーをしにカウンターへ向かう。
「パスタランチです。」
「はーい!」
キッチンの人の元気な声がする。
初めてのアルバイトは、とても緊張するけど、
人の笑顔を見れるって幸せだなぁ、と思いながら僕は仕事
に勤しんだ。
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