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ふたりの未来。にしおりをはさみました!
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ふたりの未来。
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「……はぁ、ごめんな大和……」
僕の上で、僕の胸に突っ伏していた友さんが、
体を起こし、ベッドの上で胡座をかく。
「ん……ありがとうございます。」
起き上がる僕の手を引いてくれた。
引いた僕の手をニギニギとおもちゃにする。
友さんは、ぼくたちの手をじっと見ている。
ぼくは、そんな友さんをじっと見る。
「友さん。」
「…ん?」
「友さんのお父さんに会わせてください。」
「やま……と……」
驚いてこちらを見る友さん。
「僕、きっと大丈夫な気がします!…まぁ、根拠はありませんけど…うん、多分大丈夫ですよ。」
「そう……かも、な……」
戸惑いながらも、友さんは、少し嬉しそうに見えた。
僕は、そんな友さんをみて笑みがこぼれる。
すると、むぅ、と唇を尖らして友さんがこちらを睨む。
「なんだよ。」
「可愛いな、と思って。」
僕がそう言うと、友さんは僕の頬に手を添えた。
「今から、大和をもっと可愛く鳴かしてやんよ。」
「…のぞむところです。」
僕は、愛しい人の口づけを期待して、瞳を閉じた……
[end]
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