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最悪の出会いにしおりをはさみました!
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最悪の出会い
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ホームセンター山男に行ってから数日。
夜に母さんに買い物を頼まれて、自転車でスーパーへ。
目当てのものを購入して、自宅へと急ぐ。
家の前まで来ると、門が開いていた。
あれ?
閉めてなかったっけ?
首を傾げつつも、中に入って施錠する。
玄関の方を向くと、兄ちゃんと知らない男性がいる。
兄ちゃんは、フラフラしてる。
なんで?
その人なんなの?
泥棒・・ではないのか。
「兄ちゃん?」
名前を呼ぶと、2人がこちらを振り向いた。
一緒に居る男性は、あの綺麗な男の人だった。
でも、あの人兄ちゃんのこと『セフレ』とか言ってきた、
失礼な人だ。
また兄ちゃんに何か言いに来たのか。
追い返さないと。
「兄ちゃん、大丈夫?」
声をかけるが、兄ちゃんは首を横に振るだけ。
酒臭い。
この人が兄ちゃんに酒を強要したのか。
急性アルコール中毒にでもなったらどうすんだ。
…許せない。
「あなた、最低な人ですね。」
「はぁ?アンタに言われる筋合い無いし。」
そう言ってその人はうちを出て行った。
なんなんだその言い草は。
むかっとしたが、兄ちゃんがズルズルと倒れたので、
慌てて家の中へ入った。
部屋まで兄ちゃんを運び、ベッドに放り投げる。
「兄ちゃん、あの人に何されたの?」
「ん〜〜?友さんのことかぁ〜?
いい人だぞ〜〜。」
それだけ言って眠ってしまった。
いい人だって?
そんなはずない。
あんな言い方する人だよ?
・・しかし今日は前みたいに辛い顔はして無かったな。
それがどうしたんだ。
僕には関係ない。
でもなんか、心が落ち着かない。
これ、なんなんだろう。
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