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運動会にしおりをはさみました!
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運動会
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運動会当日、朝からバタバタと過ごしていた。
騎馬戦に棒倒しと、結構出る競技が多い。
特に大きな問題もなく、順調にプログラムが進む。
次は縦割りリレーだ。
僕は足が速いみたいで、いつも選手に選ばれる。
僕の数少ない特技の一つだ。
しかもアンカーだ。
「アンカーの人はタスキ取りに来てー。」
係りの人が言っているので、タスキを取りに行くと、
目の前に、あの横暴体育委員がいた。
あいつもアンカーなのか。
あいつにだけは負けたくないな。
そう思ってると、横暴に声をかけられた。
「へぇ、お前もリレー出てるんだ。」
見れば分かるだろ。
「はい。」
「しかもアンカーなんだな。」
タスキ着けてんだから、分かるだろ。
「はい。」
「せいぜい負けねぇように祈っとけよ。」
お前がな。
「・・はい。」
本当に腹立つ人だな。
絶対に勝ってやる。
そんな意気込みを抱き、僕はスタートに立った。
奮闘虚しく僕のチームは4位か。
バトンを受ける。
すぐに1人を抜かす。
前のあの人もイケるな。
半分ほど来たところでもう1人も抜かす。
あと1人か。
距離的には厳しいかな。
『大和っ!』
白鷺さんの声が聞こえる。
格好いい所見せたいな。
前を走る人を捉えた。
よく見ると横暴体育委員だ。
これはなんとしてでも抜かさないと。
僕は最後の力を振り絞って、1位でゴールした。
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