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18歳以上ですか?
誤飲にしおりをはさみました!
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誤飲
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無事散歩から帰って来たら、みんな起きていた。
ご飯の準備をしていたら、兄ちゃんは慌ただしく出て行く。
今日は試験って言ってたな。
そんな時、家の電話が鳴った。
「はい。真田です。」
母さんが出た。
誰だよ、こんな朝っぱらから。
「えっ!?主人がですか!?はい、はい、ええ、そうです。はい、大丈夫です。すぐに伺います。」
そう言って二言三言話した後、電話を切った。
「父さんに何かあったの?」
「骨折したんだって!駅の階段を一番上から一番下まで
落ち切ったみたいよ。」
落ち切った・・・ある意味スゴイ。
「ホント、鈍臭いわよね。お母さん今からお父さんとこ行くわ。身の回りのことしなきゃいけなさそうなら、しばらくら帰れないから、家のことはちゃんと那智と分担するのよ。一応、お金も少し置いて行くからね。」
「うん。父さんの様子、教えてね。」
そうして、バタバタと母さんも出て言った。
僕は今日、創立記念日で学校は休みだ。
母さんもいないし、洗濯物とかしといてあげた方がいいのかな。
僕は急いでお皿とマグカップをシンクに投げ入れた。
入れたときに、何か落ちたようだが、洗濯機から戻って来てから片付けたらいいかな。
そう思い、洗濯室へ。
汚れものを洗濯機に入れ、洗剤、柔軟剤、漂白剤をセットする。
よし、これでOK!
その時だった。
「ワンワンワンワンワンワン!!!!」
オロチの大きな鳴き声が聞こえてきた。
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