アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
誤飲 友sideにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
誤飲 友side
-
車を救急病院の前に停める。
「よし、着いたぞ」
大和と竜巻を連れて中に入る。
受付で名前を伝えると、すぐに処置室に通された。
「宝っ!」
通された部屋では宝が処置の準備をしていた。
「久しぶり、友。この子が竜巻ちゃんだね。
ふん、ふん、そっか・・」
竜巻の状態を見て、カルテに何やら書き込んでいる。
そこに先生が入ってきた。
宝と何か話しをしている。
「真田さんですか?今から竜巻ちゃんの処置に入ります。恐らく喉に何かが詰まっているようですね。ほっといたら呼吸ができなくなり、死んでしまいます。
まずは麻酔をかけて、口から異物を取り除く試みをしますが、それができなかった場合、手術で咽頭部を切開することになります。
すぐ処置に入りますので、待合でお待ち下さい。」
やっぱりか。
竜巻、拾い食いする奴だったもんな。
何か落ちてたものを食べたんだな。
そう思い、待合へ向かうが、大和が来ない。
振り向くと、顔面蒼白で立ちすくんでいる。
「おい、大和。」
慌てて肩を引き寄せて、待合へ移動する。
大和、身体が震えてる・・
無理もないか。
「先生が診てくれるからな、大丈夫だぞ。」
そう言って肩を撫でる。
大和は呆然とした表情で震えているだけ。
俺の言葉も聞こえてないように見える。
「大丈夫だ、大丈夫だから・・・」
大和の身体を引き寄せ、声をかけ続けた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
82 / 293