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2ー16にしおりをはさみました!
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2ー16
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そうね。
お互いに想いながら、お互いの立場に縛られ。愛の言葉すら囁くのも躊躇った事でしょうね。
魔族は意外に積極的な部分があり、自分に縛りたいという特徴を持っている。
だからかも知れないけど、ゼウダーの場合はウリエルに積極的なアピールをし、愛の言葉すら当たり前に囁けていた。
堅物というより、恋愛に関しては疎いウリエルは特に困ったんじゃないかしら。魔族の性質が知識の中にあったとしても、相手は侯爵であり魔王の右腕。
囁いてくる言葉に疑心暗鬼していたに違いない。
それでも成長はする訳であり、考え方も変わってきたと思う。
ゼウダーの一生懸命なアピールにウリエルも根負けしたでしょうね。
ゼウダーを愛する自分と大天使の自分を天秤に掛け、糧にしていたのかも知れない。
責任感がある彼なりの特性。
「心から愛していると…酷く伝わりますよ。長年とゼウダーを見てきましたが、今が一番必死な気がします…」
「えぇ、きっと…今しか見られないわ。ゼウダーの必死な姿は…」
魔界の侯爵である彼が私の親友にベタ惚れなんて最初は思いもしなかった。
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