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自分の過去と疑問。にしおりをはさみました!
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自分の過去と疑問。
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見た事あるような気がするけど…
誰か分かんないし、誰？って聞いたら
泣きそうな、怒ったような顔を向けてきた。
｢ど、どうしたの…？｣
目の前に居た人は、ハッとした表情になった。
｢…覚えてないのか？｣
｢え、覚えて…？俺は、君のこと知らないよ？
…どういうこと？｣
｢いや、…何も無い。俺は 桜庭朔。｣
目の前の人は、名前を名乗って
朔、と呼んでくれ。と言った。
｢朔…？あ、えっと俺は……｣
俺は…俺は、…？
…何だっけ？自分の名前は何？
そもそも…自分に名前なんてあるの…？
自分のことなんて呼んでるっけ？俺？僕？
家族っていたっけ…？友達は…？
家族…？家族って……何だっけ？
俺、僕は、友達なんて居たっけ…？
俺は、僕は、何だっけ……？
ぐるぐると、頭の中で疑問が浮かぶ。
何…？苦しい…分かんない、自分は何？
息が出来ない…。
何だっけ…？…自分って家族って友達って…
目の前に映像が流れる。
顔にモヤがかかって見えないけど…
ヤダ、怖い…来ないで…誰？
手に持ってるのは…バット？
ヤダッ、来ないで…やめて！
息が詰まる。
誰か…助けて…。誰って…誰…？
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