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雷と真っ暗と涙 フジ×キヨにしおりをはさみました!
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雷と真っ暗と涙 フジ×キヨ
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キヨside
あー!!最近フジが構ってくんねー!!
本とかパソコンとかゲームとかしっぱなしじゃん!!
実況一緒に撮ろ?って誘っても「忙しいから無理」って断られるし。。。
くそー!!こうなったらゲームでもしてや ピカッ
キ「ひっ!??」 ゴロゴロ
おいおい、まじかよ…ここで雷とか勘弁しろよ。
ゴロゴロ鳴ってるし…怖いいいいい…
フジのとこ行こう…フジと一緒なら怖くないし…
キ「は、はやく、フジの部屋着けよぉ…ひぃ!?あぁ、怖い怖い怖いいぃ…」
「フジ…は、入ってもいいか?」
フ「いいけど、何?」
キ「か、かみなり、こわいから…フジのよこいい?」 ギシッ
フ「あぁ、いいよ。本読んでるから静かにしてて」
ゴロゴロッ
キ「お、おう…ひっ!?」ビクビク
キ「あ、ご、ごめん…今度は静かにするから…」
手を口に当てる。
キ「っ!?っぅ…!」ビクビク
フ「はぁ…キヨ、うるさい。まともに本も読めないし。」
グサッ あ、今、心に刺さった。仕方ないじゃん、雷怖いんだから。
ため息吐かれたし。
やっぱり迷惑か…いいや、自分の部屋に戻るか。
キ「あ、や、やっぱり部屋に戻るわ。ごめんな、迷惑かけちまって。」パタン
少しくらい甘えさせろよ…怖いじゃん
いいよもう…こんなん寝てやる!!
寝て起きたら雷は止んでる!!いいな!!
全然眠れない。さっきからどんどん大きくなってやがる…なんで大きくなんだよ
フジがいない時に大きくなるなよ…くそ…
ガチャンッ バチッ
キ「ひっ!?な、なに!?!なんも見えな…停電!?」
や、やめろよ!!停電は嫌いだから!!
うー…真っ暗はやめろおお…思い出すじゃん
お母さんのこと……だ、だめだ…
思い出しちゃだめだ。違うこと考えろ。
あぁ、だめだ。思えば思うほど思い出してしまう…
『あんた!!また他の人殴ったんですって!?』
違う 殴られたんだよ… おかあさん…
『あんたなんて産まなきゃ良かった。』
おかあさん… 俺はイラナイコ?ステラレル?
『お仕置きよ!!この倉庫に暫く居なさい!!』
やだ。やだよ!!!おかあさん!!!!
だして!!!!ここから出して!!!
おかあさん!!!ねぇ!!!
だして、、だして、、くらやみ、、こわい、、
そこから1週間。その倉庫に居た。
まだおかあさん扉開けにこない…
おかあさん 俺のこと忘れたのかな…
おかあさん はやくあけてよ。
「ごめんね」ってぎゅーってしてよ。
誰か助けて。おかあさん。
あー!!嫌な奴思い出してしまった!!!
あのとき、フジが助けてくれなかったら俺は死んでただろうな…って
そうじゃなくて!!
ピシャンッ ゴロゴロゴロッ
キ「ひいいい!!!??」
ふじ…たすけて…こわいこわいこわいこわい…
お腹なでなでして…
大丈夫だよって抱きしめて…ってダメだ。
フジは本読んでるんだもんな。
フジに助けを求めるな。
大丈夫。大丈夫。大丈夫…?だいじょうぶ。
無理だ!!!全然大丈夫じゃねぇ!!
本当に助けに来ないのかな。
って助けに来るなんて絶対無いもんな…
早く雷止まねぇかな…
トントントン
フジ?どこか行ったのか?
出かけるとかそんな事無いよな?なぁフジ?
俺をここに置いていくとかそんな事すんなよ?
ガチャ
!!?入ってきた…
な、なにも言わねぇし…フジじゃないのか?
いやいや、そんな事ないよな…でも…
フジだよな?な、なんか言えよ…
ギシ ファサ
キ「フ、フジ?フジだよな?な、なんか言えよ」
キ「お、おーい?フジ?怖いからなんか言って?」
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