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14にしおりをはさみました!
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目が覚めた俺は洋服もしっかり着て、縛られていた縄やらも解かれた状態で先ほどのソファに寝転がっていた。
………………………あぁ!?!?
え、待て待て待て待て、俺の記憶が正しいと、俺、MOONってこと、認めちゃった…………………!?!?
ちょ、嘘だろおい、いやいやいやいや、きっとそんなはずはない、お願い頼むから夢であってくれぇぇぇ!!
---ガチャ
「やっほーゆーちゃん」
「晴人!!」
「え、なにどうしたのー」
「あ、えっと………俺なんでこんなとこいるんだっけ…?」
「あ"?なにおまえ、忘れたわけ?」
「撮っていたビデオもあることですし、見せてあげますか?」
「ちょ、待っ…!ビデオぉ!?」
てかそこの二人いつの間にこの部屋に入ったんだ!!
「えぇ。MOONだと認めたことをあとからそんなこと言っていないなどとしらばっくれられたら困りますしね。それに、あんな恥ずかしい行為も撮られていたら下手に動けないでしょう?」
「そ、んな……っ!てことは、俺、やっぱ、MOONってこと…………」
「認めましたよ」
「うそだぁぁぁあああ!!!!最悪だ、もう俺の命終わった、しかも撮られてたとか俺の精神も崩壊しそう」
「とりあえず、ゆーちゃん、blazeへようこそ♪」
「いえ、こちらこそ……ってなるかぁぁーーーーーい!!!!」
そんなこんなで、俺のblaze入りは決定したようです………………………。
「ああぁ………………俺もう情報屋としてやってけない……………。」
「あぁ、大丈夫ですよ、君が情報屋MOONということはblazeの上層部しか知らないようにしますし。」
「……え、まじ?」
「はい、こちらとしても君が情報屋MOONとバレて拉致られたりリンチにあったりされても困りますし。」
「お前見るからに弱そーだし」
「うぐ…っ」
「ゆーちゃんがレイプされたら俺そいつ殺しに行きそーだしー」
「いやなんでレイプだよ俺されねーし男だし」
「さっきまで襲われてたくせにー?」
「うぐぐ……っ!もういい、俺帰る!」
「今からー?今11時半だけど帰るのー?泊まんないのー?」
「誰が泊まるかー……………って11時半!?!?やっべ俺帰んねぇと!!じゃあな!!」
---ギギギー…バタン!
「…俺ら拉致ってきたけどあいつ帰り道わかんの?」
「わかりますよ、仮にも情報屋ですしblazeの溜まり場ぐらい把握しているでしょう。」
「そもそも溜まり場知ってないと総長をストーカーなんてできないもんねぇ」
「お前ら馬鹿にした目で見やがって……!うっせーな、それぐらいわーってるよ!」
「どうだか〜?そんなことより、ゆーちゃんは取らないでねぇ?」
「ゆーちゃんってさっきの平凡か?」
「平凡って…よく見たらかわいい顔してるよー?そう、その子、田中唯一くん」
「田中って…苗字まで平凡かよ?ま、お前のその頼みは無理なお願いってやつだな。」
「そうですね…俺も同感です」
「……はぁ……そう言うと思った…ゆーちゃんのあんなとこ見たら誰でも惚れるよなぁー…。まぁでも、ゆーちゃんは俺のだけどねー?」
「ふん、MOONをいじめるのは俺がやりたいだのなんだの珍しく言ってきたと思えばそういうことだったのかよ」
「ゆーちゃんに手ぇ出したら総長でも俺キレるよー?」
「やってみろ、俺に勝てんのか?」
「勝てるよー?俺はただ総長を追いかけてるだけの弱気なやつじゃないんでねー」
「ふん、生意気なやつ」
「龍之介もだよー?狙わないでよねー?」
「それは嫌ですね、あの子が俺のものになるまで諦めないつもりですから」
「チッ…もーいーや、どーせゆーちゃんは俺のだし。じゃ、俺帰る〜じゃあねー」
「俺も帰るか…お前はどうする?」
「俺はもう少しやることが残っているのでそれが終わってから帰ります」
「そうか、じゃ、次の集会のこともよろしく」
「えぇ」
--こうして、blazeの一夜は終わった--
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