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18歳以上ですか?
27にしおりをはさみました!
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「ああ……先輩、可愛かったです」
「ば、バカっ! 何言ってんだよっ!」
顔を赤く染めながら、先輩が俺から顔を逸らす。
「まったく……そんな可愛い格好して……先輩ったら、罪ですよね?」
「はぁ? どんな格好だよっ」
先輩がそう言うと同時に、バシッという音が鳴り、続いて俺の頬が痛んだ。
い……痛い。
せ、先輩……?
そんな可愛い顔して、今、思いっきり俺の頬を叩きましたね?
油断してただけに、めちゃめちゃ痛いです。
「もう、先輩~。何するんですか~?」
痛い……けど、猫姿の可愛い先輩の姿を見れたから、これぐらいやすいもんだ。
「てめっ、寝ぼけてるだろ? さっさと起きやがれっ!」
先輩ったら、照れてるんですかね?
またしても、バシバシと俺を叩いてくるんですけど……。
うう……やっぱり可愛い人。
「ふふ、先輩……可愛いですよ。さっきみたいに可愛い鳴き声、聞かせてください」
「はぁ?! ふざけんなっ! おい……起きろ、起きろ、飴下!!」
「ん~?」
さっきは、あんな可愛く鳴いてくれたのに……と思いながら、何だか可笑しいなと思いながら、俺はそっと目を開けた。
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