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18歳以上ですか?
.にしおりをはさみました!
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正直、もう歩く元気はなかった。
火照った体は、何だか気怠くて重い。
動くのも辛いんだ。
でも、ちょっとこの状況はヤバくない?
イケメンが、ちっちゃい男子高校生をお姫さま抱っこして、街中歩いてるのって。
でも、暴れて下ろしてもらっても、たぶん歩けないし。
おまけに行く所もない。
だったら、熱があってぐったりしてると思ってるイケメンに介抱してもらった方がいいのかも。
僕は大人しくイケメンに抱っこされたままでいた。
少し歩くと、車が停めてあって
イケメンは助手席のドアを開けると、僕をゆっくりシートに下ろす。
革張りのシートは少しひんやりして今の僕には気持ち良かった。
そしてイケメンが運転席に乗り込んでエンジンをかけて、口を開く。
「家まで送るよ。どこ?」
家?
「嫌だ!帰りたくない!」
僕は力いっぱい抵抗した。
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