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⑤ 陽にしおりをはさみました!
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⑤ 陽
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とても美味しそうな匂いと肉の焼けるいい音で目が覚める。
「ん…」
時計を見ると、もう少しで20時になろうとしている。
俺は大きな伸びをして起き上がる。
「あっ、兄さん。起きたのか。」
キッチンにいる正宗が微笑む。
あー、可愛い。
俺が昔あげた可愛らしいエプロンをつけて料理する正宗。
最初はつけるのを嫌がっていたが、俺が毎回無理矢理着せていたら今では慣れたのかちゃんと着けてくれるようになった。
まぁ、最初の照れながらエプロンを着ている正宗も可愛いかったのだが。
「んー、ご飯出来た?」
「すまない、もう少しだ。」
そう言うので俺は顔を洗いにリビングを出る。
パシャパシャと顔を冷たい水で洗い、鏡で自分を見る。
水で濡れた自分の顔。
「何度見てもかっこいいな。」
ニヤリと笑い、タオルで顔を拭いてリビングへ戻った。
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