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32 正宗にしおりをはさみました!
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32 正宗
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「ただいま。」
「お邪魔しまーす!」
響と2人で帰宅する。
「…げっ。」
玄関まで出てきた兄貴は顔をしかめる。
「まさ、なんでこいつがいるんだよ。」
兄貴は響の事を何故か嫌っている。
「すまない、兄さん。今日泊めてやってくれないか。」
「久しぶり〜、陽せんぱいっ!」
兄貴はうちの高校の卒業生で、先輩だ。
そういえば高校では響と同じ弓道部だったか。
「なんでお前みたいな生意気なガキ泊めてやらなきゃならねーんだ。帰れ。」
「えー、ひどいよ〜。正宗からもなんか言ってやってよ!」
ギュッ
響は何故か俺の腕に抱きつく。
「あっ、まさから離れろっ!」
兄貴は反対側の俺の腕に抱きつく。
「にっ、兄さんっ!何やってんの…。」
体が密着してドキドキしてしまう。
響は兄貴に会うといつも兄貴を挑発する。
そしていつも挑発に乗ってしまう兄貴と間に挟まれる俺。
だから響を連れてきたくなかったんだよ…。
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