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33 正宗にしおりをはさみました!
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33 正宗
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「兄さん、そろそろ離れてくれない?」
食事の後も兄貴と響の喧嘩は続き、両腕を占領されている。
「嫌だ。なんで響のヤローはいいのに俺はダメなんだ!!」
兄貴にくっつかれると緊張して何も出来なくなるからだ!なんて言えるはずがないだろう。
「響は…まぁいいんだよ……。」
あ、今凄い兄貴の機嫌悪くなった。
「響、どけ。」
久しぶりに聞く兄貴の本気の時の低い声。
「あー……んじゃ俺先に正宗のベッドで寝とくわ。」
「ちょっ…まっ…」
本能的に危機を感じたのか響は逃げる様に部屋から出ていく。
「正宗。」
俺は兄貴の馬鹿力で押し倒され、床に押さえつけられる。
「にい…さん?」
怖い。
抵抗なんて出来ない。
したら殺される。
本気でそう思う。
がぶりと下唇を噛まれ、鋭い痛みが走る。
「痛っ…兄さん、やだっ…。」
「正宗。にいちゃんと響、どっちが大事?」
「どっちって…兄さんも響も大事っ…つっ。」
今度は首筋に噛みつかれ、体が痺れる。
「じゃあ正宗は、響にこんな事されても感じるんだ。」
「っあぁっ…」
潰されそうなほど強く、兄貴に股間のモノを握られる。
「やっ…やっ……痛い…」
「嘘つけ。感じてるくせに。」
痛いのに、苦しいのに。
確かに俺は兄貴の手の中で感じていた。
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