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番外編 誠人の場合18にしおりをはさみました!
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番外編 誠人の場合18
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光希は服を購入し、嬉しそうに袋を抱きしめていた。
僕が持ちましょうか、と尋ねても、断られてしまった。
「誠人さん、次は何処に行きますか?」
「今日は、光希さんのお誘いなので光希さんの好きな場所に連れて行って貰えますか?」
僕の知らない光希が見たかった。
光希の好きな物を知りたかった。
「分かりました。」
光希はそう答えると、僕の手を引いた。
それから僕らは色んな所を回った。
ゲームセンターにボーリング場、バッティングセンター。
僕はあまり行ったことのないような場所だったけど、光希が隣で色々教えてくれたから楽しめた。
「そろそろ暗くなって来ましたね。」
そろそろ帰る時間だ。
でも僕はなかなか帰りを切り出せなかった。
光希ともっと一緒にいたいと願っていた。
「誠人さん。」
「どうしました?」
「もう一つ、行きたい場所があるんです。俺が一番好きな場所。」
今まで楽しそうだった光希の顔が真剣なものに変わっていた。
「分かりました。行きましょうか。」
何処に行くのか気になったが、光希の顔を見ていると僕は聞けなかった。
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