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番外編 誠人の場合19
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「光希さん、ここって…」
光希に手を引かれ連れてこられたのは、僕らが毎週末来ていたあのカフェだった。
でも光希はこういう場所は好きじゃないんじゃなかったのか?
「誠人さん、ここは俺の大切な場所です。」
光希は真剣な顔で僕をじっと見つめる。
「誠人さんとの思い出がいっぱい詰まった大事な場所です。誠人さんと過ごすここでの時間、大好きでした。」
僕も好きだった。
光希との時間。
「だからまた…来週も誘って欲しいです。」
光希の潤んだ瞳、赤く染まった頬が愛おしい。
「僕で、いいんですか?」
「誠人さんがいいんです。」
「…来週末、一緒にカフェに行きましょう。」
「はい!」
この時見せた光希の笑顔は、今日一番輝いていた気がした。
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