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紅葉はなんの部活だろうと思って考えていた。
俺の部活は教えてたけど光希の部活は知らないからしょうがないか。
「実は俺もボクシング部なんだ」
紅葉はポケーっと口をあけて唖然としている。その顔は少しおもしろかった。
「え!嘘だ!?ボクシングやってるように見えない!ピアノとかそっち系だと思ってたのにガッツリやってるんだね!」
「ピアノも弾けるよ。でも、スポーツはボクシング一筋」
光希は落ち着いていつもの笑顔で答えた。
光希は見た目に反してけっこう過激なスポーツをしている。
俺も初めはびっくりした。
「人は見た目によらないんだよ紅葉。こいつの中身はドSの悪魔だ。気をつけろよ」
余計なことを添えて俺は紅葉に伝えた。
でも、紅葉は光希がドSなのを既に把握していた。
「そんなの見てればわかるよ。響也に対する笑みとか見ててなんとなくS感は伝わってたもん。ドSだと彼女さん大変だね」
光希がまた愛らしい笑顔でそんなことを言っている。でも、光希には彼女などはいない。
「俺、彼女なんていないよ?好きな子はいるけど」
「光希かっこいいし美しいから絶対その恋実るよ!応援する!」
光希の好きな人はお前なんだよ。その恋が実ったらそれは困る。と心の中で言った。
「ちょっと待って。話がぶれ過ぎた。とりあえず紅葉ボクシング部見学に行こ?」
話がそれてしまったから慌てて元の話題に戻した。
光希を調子に乗らせないように必死だったから。
コクっと頷いて俺らの部活の場所まで付いてきてくれた。
光希はいつの間にか部長に許可をもらっていたらしく紅葉を椅子に座らせ見学させた。
俺らは着替えた後ウォーミングアップをした。柔軟を念入りに行い基礎打ち込みをした。
紅葉は初めて見るボクシングに感動したのか目を輝かせて見入っていた。
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