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トラ先生搾られる①にしおりをはさみました!
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トラ先生搾られる①
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ぼくは思わぬ事態に今、相当に焦っています。
フロアが熱気と楽曲の最高潮に沸く。
父の友人のマサキさんのお誕生日のお祝いに、今年もクラブ仕様にブースを設けたパーティ会場は今日一番の盛り上がりをみせている。
級友で音楽センスが抜群によい水男君にお願いして、マサキさんの青春時代に流行ったディスコクラブ音楽をセレクトした構成のミキシングでDJを務めて貰ったところ、マサキさんはじめ同世代の人たちに大ウケで大成功でした。
とくにリッキー·マーティンの『La Vida Loca』を回したあとに水男君の遊び心でLA STYLEの『James Brown Is Dead』を挟んだら大人たちは懐かしすぎて大爆笑してました。
水男君が前座でかなり盛り上げてくれたから、その後をマサキさんの後輩の方がDJを引継いでさらに会場はヒートアップしたまでは良かったのですが…、
今年は日本にいない両親や兄たちを代表して、ぼくがお手伝いをさせていただくことになり、毎年ながら派手なこの誕生日パーティにマサキさんはトラ先生も招待されて、弟同様にかわいがっているぼくの恋人を紹介させる場にもしたようです。
水男君と、この会場を提供してくれた樂君もパーティーに顔を出して、ぼくたちは朝陽君たちと合流して踊りまくっていたところ、トラ先生から到着の連絡を受けてぼくは人並みをかき分け出迎えに行きました。
入口付近に漸く行き着くと、そこにはトラ先生と談笑するマサキさんが居て、
「トラ先生っ!マサキさんっ!」
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