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ここで、ザッとこの学園について説明しよう。
ここでは能力持ちの中でも全然役に立たないと国が判断した人はDDI(ディーディーアイ)って呼ばれる。名前はかっこいいけどね。
この人達は学ランを着ている。
一方、戦闘向きの能力を持った人はA(エー)と呼ばれ、この学園でも重宝される。因みにブレザー。この学校には5人しか居ないんだって。予備軍って言われるまだ子どもの子達が3人居るらしいけどね。
そうそう、高校からの人はどうでも良い能力だから学ランなはずなんだけど、
俺に渡されたのはどう見てもブレザー。
『あー、間違いな感じね』
おーけーおーけー。
管理人さんに言えば良いのかな?
取り敢えず
"ブレザーが置いてあるのは何かの手違いだ"
と、判断することにした。
.
『…ってワケで、学ランお願いします』
「あら、すみませんねぇ。すぐに確認致します」
管理人さん、すっごく優しそうなおじいさんだなぁ。可愛い。
誰かに電話を掛けて、難しい顔でこっちを振り向くおじいさんにちょっと嫌な予感がよぎった。
「ブレザーで合ってるみたいで」
『……マジっすか』
「マジですよ」
すぐさま携帯を取り出し、ある人に電話をかける。
『ーーあ、おじさん!?ちょっとどういう事??』
「おっ、もう寮に入ったのか?ヽ(*゜∀゜*)ノ」
『聞いてる?』
「まあまあ、落ち着きなさい。
ーーそうだ。今日は家に居るんだ。逢いに来ておくれよ」
『…分かった。直接文句言ってやる』
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