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18歳以上ですか?
3にしおりをはさみました!
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3
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カチャ――
「おい理緒ー、お前食うモノ何もないって言ってたからこれ、持ってきてやっ…た……ぜ…?」
「ぁ……」
しまった…。
鍵…かけ忘れてた…。
俺の部屋にノックも無しに入って来たのは秋斗で。
俺と、子犬を交互に見て、手に持っていた袋を床にぽとんと落とした。
「お前、そいつ…」
「あ、いや、こいつは…」
今更隠しても遅いとは思いつつも、シーツでそっとルイを隠す。
でも隙間からくぅんとこっちを見上げてくるのを見て…そのつぶらな瞳に耐え切れず、隠すのを諦めてルイを膝の上へと乗せた。
「秋斗、こいつここで飼っても…「返してこい」
その素早い返事に、ぅ…と言葉を詰まらせる。
「寮はペット禁止。だから元のとこに返してこい」
秋斗は有無を言わせないようにもう一度言ってきて。
それに俺は…。
ルイの心配そうに俺を見上げるうるうるとした目を見てしまって……。
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