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18歳以上ですか?
15にしおりをはさみました!
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15
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「じゃあまた後でな」
「うん」
「またねー」
俺たちに手を振るマオにミズキがそっと手を振り返しているのを見て、安堵と共に微笑みが零れる。
少しでも俺以外の奴らに慣れてくれたのなら、嬉しい。
きっともう大丈夫だな…。
これからのことを思って、俺はそう確信した。
-side葵
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ミズキ、理緒さんにくっつきすぎやろ…。
なんてこと思ってたら俺にくっついてるマオがぎゅってしてきて。
「あおい」
「ん?どした…ん!?」
振り向いた途端いきなり軽くキスされて一瞬びっくりした。
しかも、
「葵、愛してる」
なんて耳元で言ってくれやがってさ。
「葵も言って?言ってくれないと離してあげない」
とかまた俺を逃がさないように強く抱きしめてきた。
……言わないとずっとこのままやんな…?
そう観念してなんか気恥ずかしくてマオとは目を合わせられずに、逸らしながら呟く。
「…俺、も愛してる…」
…ぁー、やっぱ慣れないっ。
何回言ってもやっぱり何か…、何て言うか、恥ずかしい。
「ん」
それにマオは嬉しそうにまたキスしてくる。
…何やろ…、何て言うか…、うん、
やっぱり俺、マオのこと好きやわ…。
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