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18歳以上ですか?
16にしおりをはさみました!
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16
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「あのさ、葵」
ちょっと静かになったと思ったら、マオが俺の肩に顎を乗せてきて。
「俺いつでもりっくんと一緒にいられるわけじゃないからさ、…ミズキから目、離さないで」
そう理緒さんたちが出ていった扉を見ながら呟いた。
「え…、なんで…?」
「ん…、なんかさ、あの子…俺たちと同じ匂いがするから」
「………?
…なんかよく分からんけど、とにかく出来るだけ理緒さんの傍から離れんかったらいいねんな?」
「ん」
その言葉に安心したように頷くマオ。
そんなマオに俺は片腕を回して顔を近づけて…。
「……っ葵!?」
「…お、おはよーのキスやらな落ち着かへんねん…っ!癖なっちゃってんからしゃーないやろ…っ!」
と自分からマオにキスしたくせに顔を赤くさせて、そっぽを向きながらまくし立てた。
それにマオはキョトンとした後すっごい嬉しそうに俺をソファから落とす勢いで抱き着いてきて。
「葵大好き、愛してるっ」
とか恥ずかしい台詞を吐きながら何回もキスを落としてきた。
俺らほんま朝から何恥ずかしいことやってるんっ!?
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