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18歳以上ですか?
8にしおりをはさみました!
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「だからだな、それは…その、あんたがなんで魔王様と一緒にいるのかって聞かれるのと同じことだって!察しろよ、馬鹿ッ」
「え…、ん?えっとそれって…ウルハ、ミズキ君に…「あーっ、もう!それ以上言うンじゃねェッ!」
俺の言葉を必死で遮るウルハの顔は恥ずかしそうに赤く染まっていて。
それにウルハがミズキ君にどういう感情を持っているのかウルハが望んだように察してあげて、驚きと感慨を覚えていた。
こんなにも人は変われるものだなんて、思っていなかった。
ウルハに言わせてみれば、自分のことは棚に上げておきながら…ってな感じなんだろうけど。
「あれだよ…、まァ最初はな、ただ興味が湧いたんだ。人間にあんな扱いされても、まだ人間のことを信じたがっていたあいつにな。その時はまだシエルもミズキに憑いてなかったからよかったンだ、…遠くから見てるだけで、な。
それにもし俺がミズキの傍に居たら、それこそ人間に近寄れなくなる。
でもな…、何年か前にな、」
「そのシエルって悪魔がミズキ君の中に入った?」
話の流れからして行き着いた答えを口に出してみると、思った通り頷きが返ってきて。
「そ。ンなのほっとけねェだろ?最初こそミズキにあんなことしてた奴らがシエルに殺されるの見てセーセーしたけど、…流石にやり過ぎだとは思ったし」
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