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補導現場目撃!?にしおりをはさみました!
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補導現場目撃!?
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週末、学校帰りに本屋に寄っての帰り道、
俺は意外な現場に出くわしてしまった。
駐車場脇でタバコを吸っている高校生を発見。
何故高校生と分かるのかというと
見慣れた制服の見知った顔だったからだ。
それは紛れもないヤンキー高の三年、
名前は確か六伽とか言ってたっけ。
(オイオイ……こんな所で制服を着て堂々と喫煙ですか?)
その上、車に乗り込み車を発進させようとしている。
(ちょちょっと!?制服で車の運転とか大胆すぎやしませんか?)
と、突然脇から巡回していた警官が車の前に飛び出て声をかけた。
あーあ、言わんこっちゃない、職質されているっぽいな。
ちょっとだけ離れているから会話の内容までは分からないにしても
無免許運転と喫煙で補導されれば、停学か運が悪ければ退学とかに
なるんじゃないのか?
他人事とはいえ嫌な現場に遭遇したもんだ。
気になって事の成り行きを見ていると
警官と暫く話し込んだりしてた後、何故か六伽はそのまま解放された。
え???放免???何でだ?
信じられなくて凝視している俺と
再び車に乗り込もうとしていた六伽の目がバッチリ合ってしまった。
「んだ?テメェ、俺に用か?」
巻き舌で凄まれて、これが全く知らない人だったら流石に怖い。
「こんにちは、えーっと俺、ラギ高の
サッカー部のマネージャーです」
「あ?そういやどっかで見たことある顔だと
思ったら、あの変わったセンセんとこの男子マネジか」
変わった先生――他校の生徒からそう言われても、
尤も過ぎて反論できやしない。
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