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18歳以上ですか?
.にしおりをはさみました!
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その後すぐ隣の部屋に行き刻景の用意した朝食を3人で囲い仲良く登校する
そして寮から校舎へ向かう途中で悲劇は起きた
「んー今日は冬に戻ったのかってくらい寒いな…はぁ、一琉は体温高くてあったかいなぁ」
「歩きにくいんやけどー、でも六花もあったかいなぁ」
六花は背後から一琉に抱きつくと両手を一琉のお腹の前で組みそのまま歩かせようとする、2人は似たような体格なので重くはないけど歩きにくい…でもあったかいと言われたらそっけなくできなくて一琉は自分のお腹の上にある六花の手をギュッと握りしめる
周りは朝から可愛い2人のじゃれ合いを見れて心をポカポカさせているけど、刻景としてはもともと小柄な2人に合わせて歩幅に気をつけてるのにこれ以上遅く歩かれたら迷惑だ
「おいさっさと歩けよ、お前らの短い脚に合わせてるこっちの身にもなれ」
「は?刻景がうざいー!さっさと先行けば?俺は一琉とゆっくり行くから」
「2人とも仲良くね?あっ、僕が刻景に抱きつけば丸く収まる?」
一琉ならばやりかねないと刻景がさっと2人との距離を開けたとき……
「上林ろっかぁああっ!」
「は?」
突然背後から大声で名前を呼ばれた六花は一琉を抱きしめた体制のまま振り返ってしまう
「うっ、ひゃあぁぅ!」
「えっ?」
「っ、一琉!?」
バシャッという派手な音の後であっという間に全身びしょ濡れになった一琉に六花は呆然とし、刻景は慌ててそばによりハンカチで濡れた顔を拭ってあげる。
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