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そして急いで向かうと、逆に先に委員長がいた。
いるんだ。
その後ろ姿を見た俺はもう先程見ていた鬱陶しい夢なんて、気にならなかった
「委員長サン」
そう声をかけるといつもの調子で返してくる。
あぁ、平和だな。そう思った俺だったが委員長の顔を見た直後、俺は気づいてしまった。彼の目の下につく隈に
「どうした?」
「最近疲れているようだけど大丈夫か?」
そう、もともと疲れてはいたが、いつもは隈は見当たらなかったはずだ
「...わかるか?」
「これだけ一対一で話してたらそりゃわかる」
「そうか......なぁ、」
「なに?」
「お前は―――――「クシュンッ」
あ、くしゃみでた。
「風邪か?」
「いんや花粉症だろ...それよりなにか言いかけなかった?」
「...やはり今はまだいいだろう」
「?」
「それより、お前も疲れているようだな」
「あ、わかっちゃう?」
俺、顔を隠すもの多くてわからないと思ったんだけどなー
「どうしたんだ?」
「んーー、夜更かししすぎて毎日つれぇよ」
何をしていて、とはいわないけど
「ほどほどにな」
苦笑いされた
「ねぇねぇ委員長サン」
「ん?」
「委員長サンは俺と話してて楽しいの?」
「なぜだ」
「気になっただけ」
「楽しいぞ。癒し効果があるようだ」
「~~ッだから委員長サン意味わかんない」
こうやってたまに真顔で言ってくるからいやだ。照れる
「委員長サンって怖いものとかある?」
「怖いもの......あるといえばあるな」
「え!?あるの!!?」
「そんなに驚くことか」
「うん、だって天下の風紀委員長様だよ!!」
「天下...」
「ねぇ委員長サン」
「さっきからどうした」
「んー、今日はさ...俺の相談聞いてもらっていい?」
俺は覚悟を決めて徐に口を開いた
「なんだ」
「俺にね腐女子の従姉妹がいるって言ってたでしょ?」
「あぁ」
「俺ね、その人にね返そうとしても、返しきれねぇスゲー恩があるんだ」
「それで、ここに来たのもその人の命令...ん、いや頼みでさ」
「あぁ」
委員長はただ静かに相槌をしながら耳を傾けてくれる
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