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18歳以上ですか?
13にしおりをはさみました!
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(Side:雅)
一番始めに公園で見かけた時からなんとなく感じるものがあった。自分と似ているような空気というか、なんというか。すごく明るく笑うし、俺なんかとは違うと思いつつも、服を脱がせて所々にある傷痕やアザを見て、なんだか嫌な予感がした。
そして聞いてみたら、ろくでもない男に捕まってされたと笑いながら言うから、思わず怒ってしまった。一夜限りだから自分を傷つけていいなんて、そんなことない。そして傷つけられたことに痛みを感じてなさそうなところが不安に感じた。
この子はまだ間に合う。俺みたいにならないように。だって笑顔が本当に可愛くて、この子に涙は似合わないと思ったから。
叱れる立場なんかじゃないけど、素人のSMは勘違いしてる輩が多いから本当に質が悪い。これ以上傷つかないことを祈って、マリをぎゅっと抱きしめた。
だからと言って、このまま帰してあげるほど俺はできた人間じゃないし、一夜限りの人間に一時の愛と快楽を求めるのは悪くないと思ってるから、俺は思いついたように玩具の自販機でローターと双頭ディルドを購入した。マリが少し怯えた顔をして、確かにそんな顔されたらむちゃくちゃされちゃうだろうなぁと頭の片隅で思いながら、次はどんなエッチなことをしてやろうかと考えマリにキスをした。
「絶対気持ちよくしてあげる。ちょっとでも痛かったり嫌だったら絶対やめるから、ね?」
「う、うん......」
まだ幼さの残る顔を赤くして、小さく頷く様子が可愛くて、またちゅっと触れるだけのキスをする。
「雅さん......」
でも一つ困るのは、彼が妙に熱に浮かされた目を向けてくること。こういうのはよくあるから、俺は見て見ぬふりをするだけだけど。
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