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45にしおりをはさみました!
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「近すぎです。離れてください。」
「さっきまであんなに可愛かったのに、もうつんつんモード?」
頬を膨らまし、拗ねたようにこちらをみる相楽を一瞥し、顔を背ける。
あの情事の後、手を引かれ連れていかれた場所は浴室で、腰の抜けた俺の体をそれはもう丁寧に隅々まで洗い、今は湯船に2人で浸かっている。
理性がはっきりと残っている状態で素直になれという方が難しいことなど、この男はもう知っているはずなのに。
「もう、逆上せる...。」
そう言い、腰を浮かせようとするが、相楽の手がそれを許さなかった。
「もうちょっと、」
腰に手を回され、首元に顔を埋められる。
さきほども軽くだが回されていたものの、今度は離さないとでもいうように。
「本当に、逆上せちゃいそうなんですけど、」
ぼぅっとする頭の中、許しを求めるように振り向き、相楽の目を見つめる。
その瞳に、思ったよりも熱が篭っていて、更に頭がくらくらする。
逆上せそうな俺を笑うかのように首を傾げ、余裕そうに見つめてくるその瞳を見つめていたら自然と身体が動いていて
「ん...、」
「んん!?」
薄く開いたその唇に、口付けをした。
まさか俺からそんなことをされるとは思っていなかったのか、目を開けば驚いたようにこちらを見つめてくる。
余裕な表情を崩せたことに僅かな喜びを感じ、口付けを深めていく。
舌先でつつくように唇を触れば、自然に開く相楽の唇。
開いたその先に侵入させ、舌と舌を絡ませる。
浴室に響く明らかにいやらしい水音と、微かに聞こえるお互いの荒い息遣いを聞きながら、意識を手放した。
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