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06にしおりをはさみました!
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06
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「この前、泣いたの……べつに触られたのが、嫌…だったとかじゃなくて……その……っ、だから………さ、触っても……いい…よ」
「マジで」
これくらいはちゃんと伝えようと思って、思い切って言ってみた。
そしたら亮はもっとぎゅっと抱き締めてきて、少し苦しい。
そして俺の肩に顔を埋めると、ボソッと何か呟いた。
「ん…?なんて言った?」
亮は耳元に口を近づけるともう一度言った。今度ははっきりと聞こえた。
『好き』
もう何回も言われてるはずなのに、慣れない。
一回一回ドキドキしてしまう。
亮が顔をあげて、ばちっと目が合う。
亮はあんなこと言ったのに無表情だし、俺だけがあたふたしてて恥ずかしい。
「つか、お前俺のこと好きだろ」
「ふぁあ?!?!」
なんだよせっかくいい雰囲気だったのに…なんだその自信満々な発言!!
つーか顔近いし……なんだよその自信……!
「俺が何かするたびにいちいちドキドキしちゃってるし、抱きついてくるし、それに俺に触られたいとか」
「な……!!」
「キスだけで真っ赤でとろとろになっちゃうし、俺に触られてあんなビンビンに勃てて気持ちよくなっちゃうしな。」
「ちが……っ」
あれはただの生理現象で……って言う間もなく、また耳に口を近づけられる。
ふっと息がかかってぞわぞわする。すると耳元でやたら色気のある声色で囁いてきた。
「な、早く認めろよ。俺のこと、好きなんだろ?」
クソ……俺…コイツ……やっぱり…
やっぱり……嫌いかも……!!!!
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