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《番外編》僕は王子様①にしおりをはさみました!
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《番外編》僕は王子様①
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LUNA様、Ange様からのリクエストです(^^)
【麗音の成長期】
とりあえず年長さんになった6歳から始めてみようかと思います(*´꒳`*)
***
「ねぇママ!僕ね、幼稚園の劇でおーじ様するの!」
麗音は少し成長し、自分のことを「僕」と言うようになった。
いつか俺のことも「ママ」じゃなくて「母さん」などと呼ぶようになるのか…、と少し寂しく思いながら、麗音の話に耳を傾けた。
「なんの劇するの?」
「しらゆきひめ!」
「えっ……」
白雪姫って、毒リンゴを食べて永遠の眠りについてしまったお姫様に王子様がキスして生き返る話じゃなかったっけ…。
麗音が誰かにキスするの?!!
麗音はまだ6歳だ、早い。……早すぎるッッ!!
「れーくん!王子様なんてダメッ!絶対ダメッッ!!」
「どーして…?みんながね、僕がおーじ様が1番似合うよって言ってくれたんだよ。おーじ様はかっこいいからママも喜んでくれるって……、思って……ヒック……、うわぁ〜〜ん」
「あぁっ!れーくん泣かないで??!」
麗音を抱き寄せて「ごめんね」と謝りながら背中を擦る。
「ごめんね、れーくん?ママはれーくんが誰かにチューするのが嫌だっただけなの。王子様のれーくんは大好きだよ?」
「ほんと?」
えぐえぐと俺の服に顔を擦り付けていた顔を上げ、まだ涙の残るうるうるとしたまん丸の目で俺を見つめた。
「僕、ママがおひめ様になってほしいな……」
トロンとした顔で、麗音は両手で俺の頬を掴み、唇を合わせてきた。
「ただいま」
突如リビングに現れた誠さん。
麗音にキスされている俺。
そして俺の唇から離れようとしない麗音。
「おいクソガキ、てめぇ何してんだ」
珍しくキレた口調のブラック誠さん降臨だ。
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