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《番外編》仮面の中身は②にしおりをはさみました!
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《番外編》仮面の中身は②
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麗音の学校の様子を聞いて15分が経った。
「麗音君のことに関してはこれくらいですかね」
「沢山お話聞けてよかったです。ありがとうございました」
俺が愛想笑いでニコニコしていると、羽柴先生は俺を見つめて微笑んだ。
胡散臭〜〜〜と思っていると、羽柴先生はジッと俺を見つめてきた。
「な…、何か顔についてますか?」
「いや?海堂さんの顔があまりにも綺麗だから」
「はぁ……。ありがとうございます」
「はは。あまり喜ばれないんですね。言われ慣れてます?」
なんて失礼な先生なんだろうか。
まるで俺をからかうような言い方。
俺はムッとして、もう帰らせようと席を立つと、羽柴先生も立ち上がり、俺の腕を引いて抱き寄せた。
「ひっ………!!!」
「あぁ、なんて綺麗な肌なんだろう…。手足も細いし、腰のくびれも絶妙だ……。美しい。とても綺麗だ」
「やっ……!!気持ち悪い!!!触らないで!!!」
俺が抵抗するも、羽柴先生の力は強く全然解けなかった。
俺の声を聞いてリビングに入ってきた麗音はびっくりして固まり、そして形相を変えて羽柴先生に飛び蹴りを食らわした。
「痛いなぁ。やめてよ、麗音くん。今、君のお母さんの美しさを確かめているのに」
「やだぁ!!!気持ち悪い!!気持ち悪いーーー!!!」
羽柴先生は俺の肌を撫で回し、首筋に舌を這わせる。
ていうか、あの細さでなんて握力!?
やばい。ほんとに気持ち悪い……。
「私、こういう綺麗な肌が大好きなんですよ。海堂さんの肌は今までで見た中で1番綺麗。本当に美しいです…」
「嫌ぁ!誠さん…っ、助けて……………」
「先生やめて!!僕のお母さんに変なことしないで!!!」
ああ、嫌な予感は当たった。
まだ17時だし誠さん帰ってこないよね。
やだ、本当にやだ。
「気持ち悪ーーーーーーい!!!!!!!!」
俺が助けを呼ぼうと思って大きな声で叫ぶと、ガチャ、と玄関のドアが開く音がした。
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