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新生活にしおりをはさみました!
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新生活
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「えーっと……ここかな?」
告白された週の土曜日。俺は荷物を持ってアパートを目指していた。
渡された地図を頼りに、アパートへと向かう。家からはそう遠くもなく、駅からも遠くない。
「あった…」
見つけたアパートは壁が紺青色でシンプルな建物だった。
しかし、男二人が同棲ってアパート側も気にしなかったのだろうか。
「あっ、瑞貴〜」
階段から普段着の綾が出てきた。なんというか、オシャレで、俺とは大違い。
ちなみに俺は灰色のシャツに黒のパーカー、ジーンズとあまりオシャレとは言えない。
ちなみに普段は眼鏡をかけている。
「道迷わなかった?」
「一応地図見てきたけど、何箇所か迷いそうになった」
「あ〜、でも慣れれば大丈夫だと思う」
階段を上り、目的の部屋へ行く。
告白されて数日経ったが、関係がギクシャクとかそんなのは無くて。
普段通り話して、普段通りの生活を送る。
それに、男に告白する綾を不愉快とすら思わなかった自分にも驚きだ。
それほど綾を信頼しているんだな、と自己解決する。
「ここが部屋。鍵がこれね」
部屋の鍵を渡され、ポケットに入れる。無くさないように気をつけなければ。
「それじゃ、一ヶ月間よろしくね」
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