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雨霧side
彼を見ていると、なんだか支えたくなる。
冬城 冬至。なんて寒そうな名前なんだろう、なんてことをはじめに思った。
でも、冬のように儚く、何者にも染まらない彼にはとても似合っていた。
彼は慕われる人間だと思う。
「面倒だ。」なんて言っているけど、なんだかんだ言ってみんなのことを助けてくれてるって、僕も、他のメンバーだって知ってる。
だけど、彼は俺たちを頼らない。
なぜ? 俺たちが使えないから? 俺たちが信用できないから?
そんなはずはない。
いつか、彼が俺たちを頼るまで俺たちは彼から離れはしない。
早く、俺たちを頼れ。
雨霧 side
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