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センチメンタル 梶原SIDE 7にしおりをはさみました!
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センチメンタル 梶原SIDE 7
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「・・・・・あっつっ」
誰に聞かせるわけでもないのに、無駄に大きく言い訳をして川本を引き離すと布団ごとくれてやってベッドを出る。川本は目を覚ます気配もなく俺の布団へ潜り込み、また寝息を立て始めていた。
最悪。
ドッドッと未だ落ち着かない心臓の音と微かに移った川本の服の匂い。
それから、言い訳のしようもない自分の股間。
ホンマ・・・最悪・・・。
最低やな、俺。
友達だと思っている奴に興奮されているなんて、川本に申し訳ないという自責の念と罪悪感が胸いっぱいに広がり、体の熱さに反比例して冷めていく感覚。
座椅子に腰掛けて川本の背中を眺めているうちにそれはどんどん大きくなり、体の熱はいつの間にかどこへともなく消えていった。
絶対気付かれたない。
嫌われたない・・・。
冷えた手を握りそう思う。
川本と、ずっと一緒におりたいねん・・・。
END
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