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9-6 特別棟にしおりをはさみました!
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9-6 特別棟
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｢だって、こんなに菊川がかなちゃんのコト気に入ってるなんて思ってなかったから｣
｢痛い、痛いっ｣と涙目になりながら笹部が弁解。
許可なく他人の番に触るからこうなるんだ。
｢自分が動いた後のことも考えて動け！｣突っ込みは不要だったようだ。
｢気に入っててもいなくても、他人の番を馴れ馴れしく触るのは今後やめろよ｣
ヤマの後ろから伸びてきた二本の腕が、ヤマの身体を羽交い締めにして引き戻す。
｢本当、笹部は懲りないなぁ｣
ヤマの腕に笹部の手ともう一組の手、竹居の手が増えて指を外し脱出成功。
ヤマの手が届かない距離まで笹部を逃がす。
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