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両片思い そらる×まふまふ×luzにしおりをはさみました!
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両片思い そらる×まふまふ×luz
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そらるside
さっきからるすとまふの声がして
何してんだろって思って、覗いて見たら
「まふくんのほっぺ気持ちい」
「ちょっ…くすぐったいって…笑」
とか言いながらるすがまふのほっぺを触っている
胸が苦しくなった。……俺はまふのことが好きだから
ガラガラっ
「そらるさん…!! 助けてくださいっ」
「だーめ、まだむにむにし足りない」
「あっ、ちょっとるすくん!」
るすはまふをぎゅっと抱いて
俺にはやらないとでも言うような目でニヤついてる
なんだこいつ…ムカつく
「おい、嫌がってるだろ。やめてやれよ」
「うぅ…やめてよるすくん…」
「……(ちゅ」
そ・ま「「?!」」
おい、あいつなにしてっ…
頭で考えるより俺は先に手が出ていた
バチンっ
俺はるすの頬に平手打ちした
「いたっ…何すんですか」
「まふから離れろ」
ま・る「「(ビクッ 」」
俺はできる限りの低い声でるすに言った
まふまでびくついてる…怖がらせたかな
るすは俺をキッと睨むとどこかへ去っていった
「そ、そらるさん…?」
「ごめん…怖がらせたよな」
そっと撫でると、まふはブンブンと顔を横に振った
「助けてくれて嬉しかったです…
僕…好きじゃない人にキスなんてされたくないし…」
ズキンと胸が痛む
まふの好きな人って誰なんだろ…
「…俺、もう行くな」
傍にいるのが辛くて今は離れたかった
今日は仕事が別で良かったかもしれない
ぎゅっ、とまふが俺の背中に抱き着いてきた
「え…」
「そらるさん…僕、好きな人とキスしたいです」
「何でそれを俺に言うんだよ…」
こいつ馬鹿なのか
俺の気持ちなんて知らずこんなこと…
「そらるさんは…好きな人、いないんですか?」
「いるよ…でも、叶わない…」
お前だからだよ
伝えて嫌われたくない
嫌われたら、俺は全てを失ってしまうから
「そうなんですか…辛い、ですね
でも…僕も、叶わないと思います
だって僕の好きな人は…
貴方ですから、そらるさん…」
…は?いやいや、待てよ
俺が振り向くと、まふは涙目で俺を見つめてきた
「お、おい…お前今なんて…」
「…僕の好きな人は、そらるさんなんですよ…
ごめんなさい…こんなこと困らせるだけなのに…」
グスンと鼻を啜りながら困り笑いをするまふの顔がとても切なくて…
俺はまふにキスをした
「ん…っは、え…?」
「ごめんまふ…俺の好きな人は…お前だよ」
「嘘…そらるさん、嘘ですよね…」
「嘘つくわけないだろ…?」
こんな大事な時に嘘つけるわけがない
ましてや好きな奴に好きって言われて
逆ちこっちが嘘と疑ってしまうくらいだ
「…本当に僕のことが好きなんですか?」
「本当だよ。…まふも本気で俺のこと好き?」
「本気ですよ…へへっ、よかったぁ…」
まふは今度は安心したかのように泣き出した
俺だって嬉しくて泣きそうだってのにこいつは…
やっと好きな人を手に入れたんだ
これからは何があっても大切にするからな
「…ところでそらるさん、さっき僕が言ったこと
覚えてますか?」
「まふが言ったこと?」
「はい。僕、好きな人とキスしたいって言いましたよね」
「あ、ああ…」
「その…またしてくれませんか…?」
そんな目で見るなよ…歯止め効かなくなりそう
でも怖がらせたくないから…慎重に、ゆっくりと
「ああ…いいよ、おいで」
まふを抱き寄せ、そっと耳に髪をかける
数秒かけてまふの唇に近づき、そっとキスをした
「んっ…そらるさん…大好きです…(にこ)」
「俺も…お前が大好きだ」
end
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