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好きな気持ちはいつまでも1 島坂にしおりをはさみました!
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好きな気持ちはいつまでも1 島坂
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俺には、好きな人がいる
そいつはいつものような無邪気な顔で
「志麻くん」なんて俺の名前を呼んでくる
なんて愛おしいんだろう
「どうした? 坂田」
「あのねっ、新しいゲームが出るらしいんだけど
志麻くんが好きそうな女の子のゲームなんだ」
坂田は、俺の好きなものを全部把握してる
俺が結構オープンな方であるからなんやろうけど
他の2人が知らない事まで坂田は知ってる事が多い
俺のこの気持ちも、知ってくれたらな…なんて
知られたらきっと坂田を悲しませるだけだ
…だって坂田には、好きな人がいるから
ある日何気に、坂田に聞いたのが間違いやった
「坂田、好きな人いるのか?」
「え。…うん。いるよ」
「そ、そうか。お前のことだから、好きな人なんかできないかと思ってたわw」
「えーなにそれ!ひど!笑」
そんな会話をした時
坂田から、好きな人がいるという事を聞いた時
何故か俺は、胸が痛くなった
それが何なのか気づいたのは少しあとの事だった
「俺…坂田のこと、好きなんだ」
「まじかよまーしぃ」
「へーぇ、そうやったんやぁ」
独り言を言ったつもりが
うらたんとセンラくんに聞かれていた
「ちょ、2人とも…っ!! お願い、言わんといて…」
「言うわけねーじゃん、まーしぃ困ってんのに」
「そうですよ。僕達お口硬いから。ねぇ?」
にっと笑う2人はなんていい友なんやろう
そして2人にいろいろ相談した
でも結局出た答えが「様子を見守る」やった
坂田が誰が好きなのか知らないから
携帯とかちらっと見れば少し分かるかなって理由で
でもいつも坂田はTwitterやるばかりで
LINEは俺ら以外にしてないみたいやった
「…坂田は、好きな人と話さないのか?」
俺は思い切って聞いてみた
多分…不審がれることはないだろう、多分
「え?!あ、あぁ…相手、忙しいみたいで」
そんな言葉を聞いて
またズキン、と俺の胸は針が刺さったような痛みを感じた
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