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好きな気持ちはいつまでも2にしおりをはさみました!
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好きな気持ちはいつまでも2
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坂田はどうして、俺らに言ってくれないんやろ
メンバーやし、友人やし言ってくれてもいいのにって思う
だけど、聞いて納得するのかって言われればしない
だって坂田が他の人を好きってこと自体嫌なんやから
でも俺は、思い切って聞いてみることにした
「なぁ、坂田…その、坂田の好きな人って…どんな子?」
「え…な、なんで?」
「いや…そろそろ話してくれてもいいかなって…」
「…そうだよね、ごめん。話すよ」
俺は、息を飲んだ
そして坂田をまっすぐ見つめ、意を決して聞いた
「俺の好きな人はね…
うらさん、なんだ」
俺の中で何かが崩れ落ちるような音がした
なんで、俺やなくてうらたんなんよ
「…そんな」
「ご、ごめん…気持ち悪い…よね」
そうじゃない、そうじゃないんよ
お願いやからそんな顔せんといて…
「俺は…お前が好きだよ…坂田…」
「へ?」
「ずっと…多分、坂田がうらたんを好きになる前から坂田が好きだった…でも嫌われなくなくて…そんな矢先、お前に好きな人出来て…誰かと思えばうらたんだなんて…」
「っ…ごめんなさい…」
「…お前は悪くない、謝らなくていい
俺は今まで通り接するしお前らの事だって応援するつもり
だからお願い、ずっと好きでいてええか?迷惑にならへん?」
「…志麻くん、辛くないの…」
「辛いに決まっとるやんか」
「なら俺の事なんて忘れてよ…こんな最低な俺なんて好きでいても志麻くんが傷つくよ…」
そんな簡単に忘れることができるほど
生憎俺、軽くないんですよ
「馬鹿だなお前、俺が誰でもいいと思ってる?」
「そうじゃない…ただ、志麻くんに辛い思いさせてるって思ったら…志麻くんと接しずらい…」
「そんな事、考えなくていいんだよ
今まで通りにしてくれたら俺はそれでいい」
「ん…わかった…頑張る
…これからもよろしく、志麻くん」
「ああ…よろしゅうな」
この気持ちは…
この好きな気持ちはいつまでも忘れたくなんかない
誰よりも大切な君に幸あれ
end
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