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18歳以上ですか?
病院にしおりをはさみました!
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病院
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遊の車にのって外の景色を見ていると白くて大きな建物が見えてきた
それは1人目のご主人様に怒られて血がずっと止まらなくなった時に連れてこらた場所に似ていると思う。
その時はあのまま捨てられたんだった
痛かったなぁ…
ずっと前のことで、いっぱい忘れようとしたし、もう大丈夫って自分に言い聞かせていたから、今体が震えている自分が不思議だった。
どんどんそこに近づいていって建物の近くで車が停まる
無意識の内にそこから離れたくて車に体を押しつける
「ここだよ」
「…っ」
「どうした? 大丈夫?」
遊のお仕事をしている場所なのに怖いなんて言うのが失礼で、右手を引っ掻いて耐える。
大丈夫。怖くない…
そう自分に言い聞かせて車の中からちょっとだけ外を見ると白い服を着た人と目が合った
突然のことにビックリする。
「っ、…ぁ」
ぞわっと一瞬で体が冷たくなる
「ふふっ。大丈夫だよ、あの人優しいから」
遊はあの人を知っているみたいで大丈夫だよっていつも通り撫でてくれる
「行こっか?」
って聞かれてここにずっといるのも迷惑だと思ったので頷いた
────そう思ったけど、体が動かない。
「翠?」
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